最近の読書
良い戦略、悪い戦略 (日本経済新聞出版) Kindle版
- 作者:リチャード・P・ルメルト
- 発売日: 2020/04/30
- メディア: Kindle版
ページ数が多いのに読みやすい。翻訳がよいのだろう。
話題が新旧豊富。新しい事例も含まれており、楽しみながら読み進めることができた。
マネジメント層でなくても、この考え方は適用できそうだ。
- 戦略の基本は、最も弱いところにこちらの最大の強みをぶつけること。
- 目標を戦略ととりちがえるな。
- 戦略は、「やる事リスト」ではない。
- 戦略のカーネル(核)…診断、基本方針、行動。
- 未踏の高地を手に入れる一つの方法は、自前のイノベーションによって作り出すこと。もう一つは、変化のうねりに乗ること。
- 慣性とエントロピー。
- あなたにできる重要なことを10項目列挙したリストを作ることをおすすめします。リストができあがったら、一番目の項目から実行してください。
- あることに注意を向けると、それ以外のことは見えなくなってしまう。
- 第一感を疑う。
読み返して、定着度を高めるのも良さそう。
〔エッセンシャル版〕マイケル・ポーターの競争戦略 Kindle版
- 作者:ジョアン・マグレッタ,櫻井祐子
- 発売日: 2012/09/25
- メディア: Kindle版
エッセンシャル版でない方も途中まで読んでいたのだけど、そちらは何だかイマイチ頭に入ってこなかった。
こちらは、とてもスッキリとまとまっていた。章の流れもわかりやすい。
- 最高を目指すのは戦略ではない
これも読み返したい。その価値はありそうに思えた。
新版 問題解決プロフェッショナル Kindle版
思っていたよりわかりやすく読みやすい内容だった。
「仮説を作って行動せよ」と言いつつ「的外れに動いては失敗する」と言っている風に読め、そこはちょっと矛盾に感じてしまったが…。
- 10分以内という時間的制約があったり、あるいは成長が始まったばかりで市場データがないような場合には、「自分で推定」せざるを得ない。
- 情報収集の基本は、欲しい情報が大事な情報、価値のある情報であり、かつ世の中に存在しない情報は自分で作る、というスタンスで臨むべきだ。
- 分析に自らの思考の付加価値を加えているか?
- だれもがあまり意味がないと感じつつも、集めた情報をただコピペして体裁だけを整える。こうした資料が会議に使われると、意味のない説明に時間が奪われ、本質的な議論がおろそかになり深まらない。
- 上が下を管理するだけでなく、自分と上司を管理するのも大事(ボス・マネジメント)。
- 優れた能力と知識に相関関係はなく、むしろ一番の大きな違いは、とにかくよく考えていることと、そして自己責任において自分の結論(仮説)を持って前向きに実行する力を備えていることだ。