何故か少ないスマホゲーム本

チェインクロニクルから学ぶスマートフォンRPGのつくり方 (星海社新書)

チェインクロニクルから学ぶスマートフォンRPGのつくり方 (星海社新書)

スマホゲームはゲームの中でも最先端の分野である。にも関わらず、それについて書かれた本は少ない。ウェブ記事の方が圧倒的に多い。情報がすぐに陳腐化してしまうからだろうか。
だから、本が発売されると、ほぼ無条件に購入してしまう。

この本は、一言で言うと「チェインクロニクルは、このようにしてストーリーをディレクションしてきました」である。

チェインクロニクルは当初は1年保てばよいという意向で開発されたにも関わらず、思わぬ人気が出て5年以上も続いているんだそうだ。スマホゲームなんてそんなものだ。人気がでなければ1年どころか半年も保たずに終了してしまうんだから、そんな先の事なんて事前になかなか考えられない。いや、全く考えていないという事はないだろうが。

スマホゲームならではの運営のドロドロした部分については、あまり書かれていないが、それでも現場の生の声だろうな、と感じる箇所はあり、それなりに面白く読むことができた。